Lyric

そんな冗談は付き合えないな

取りに行けない忘れ物みたい

気が狂いそうな平穏の先

上手くは歩けそうにも無くて

君がそんな顔してみるから

余計に不都合になっていくの

僅かに香るレールの終わり

静かに寝そべり電車を待つ

あなたを失ってしまう前に

ほんのちょっとでも息がしたい

まるで僕ら 花と魚

崩れ掛けの橋に杭を指した

あなたを見送るための旗は

いつまでも掲げ示しておくよ

命の尽きる次の次の話さ

傾げた首の合間に沿って

撫でた筈の手は途方に暮れて

グラスを合わせた音の残響

空っぽの部屋にはやけに響く

積み上げたものは何だったか

今も難しくて分からないや

そんな君は知らないでしょう

生き甲斐になってしまった事

あなたを見捨ててしまう前に

脳を投げ捨てて宙を舞いたい

何か僕は もうダメみたい

日差しの明るさで溶けて仕舞えば良い

あなたのその両手の合間は

余りにも広すぎて使えない

何だかんだ会いたくなって

レールの先の終点に走るよ

あなたを失ってしまう前に

あなたを見失ってしまった

何か僕ら 赤い糸を

切っては繋いで

また切ってしまったらしい

命が尽きるまで待つとしようか