くしゃくしゃになった世界の主導者たちのジャケット写真

歌詞

空想の中のわたし

ポケット12

空想の中の私は

まるで幼い少女のように

生き生きと笑っていた

どこかのお姫さまのような女々しさに

目を覚ました私はため息をついて

カーテンをあけた

そんなことを考えて

いまさらなんの意味があるというのだろう

立春を過ぎたばかりの太陽が

冬と呼ぶには強く

春と呼ぶには弱々しい光を

まるでフルートの音色のように

私の身体に浴びせてきた

窓の外

庭に植えられた桜の木が

寒々しい枝を見せていた

蕾は何時つけるのだろう

空想の中の私は

まるで幼い少女のように

生き生きと笑っていた

どこかのお姫さまのような女々しさに

窓から離れた私はため息をついて

勉強を始めた

そんなことをし続けて

いったいなんの意味があるというのだろう

朝食の時間が来たことを

知らせるメイドの声が

まるでチャイムの音色のように

私のことを呼んでいた

机のうえ

行きたくもない学校の参考書を仕舞いながら

私は部屋を出る

こんな生活があと何年続くのだろう

空想の中の私のように

明るく楽しく生きていけたのなら

私はどんな大人になれたのだろう

意味のない仮定だと知りながらも

私はそんな空想を

いつまでもソラに描き続ける

だれかが私を

攫いに来てくれるまで

  • 作詞

    ポケット12

  • 作曲

    ポケット12

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