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禁酒法時代に反映した流れを汲む静かなバーで音楽を楽しむ。ある人は、現代も「禁酒法時代」に近いという。新型コロナウイルス感染拡大防止のために、アルコールの提供を禁止されている地域が多くなったからだ。その禁酒法は、アメリカで1920~1933年頃に実施された政策で、アルコールの販売・生産・輸送が禁止された。その中で発展したのが、スピークイージー(Speakeasy)と呼ばれる業態で、簡単にいうとアルコールを密売する場所のことだ。黎明期こそ娯楽的要素はほとんどなかったが、人気を博すようになると、新たな娯楽的要素が加わり、現在のレトロバーのようにジャズが流れる場所と変化していった。今作『Speakeasy - Secret Jazz Bar』には、まさに今の時代を象徴するような、秘密の場所で聴きたいジャズが詰まっている。
αWave Records