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歌詞

グッドフィッシング

牧野ヨシ

座る僕らを窘めて何か言いたげだ

聴く義理もないし、暇もない

釣りをしているのさ

雨が降った

風が吹いた

それがどうしたんだ、ヘイヘイ

買っていくら

釣っていくらだ

そんな野暮なこと言うな

そう、今は荷を下ろし

誰にも邪魔されず

けしかける、けしかけられることもない

帰りの車でノンアル

タラタラ帰るぜ

狭い湯船に浸かって

これが幸せか

一年中飽きもせず

次の糸を垂らし

打ち寄せる波をいなし

漂っているのさ

そんな僕らを窘めて

言いたいことはあるか

狭い湯船に浸かって

これが幸せか

暗い堤防、夜に浮かぶ糸

あおり、早巻き、そう根掛かり回避

それで釣れるわけもねえ?

うるせえなほっとけ

どこの世界にも必ずいる

講釈垂れてる干乾びてるオッサン

うまくいかないことも一興

もうたくさんだ

黙っててくれよ

いつの間にか日は暮れ

内房線ももう最終列車

叩け、ホンキートンクなシンセ

手元を照らせ、常夜灯は無え

お家で帰りを待ってる奥さん

もう3投?いやいやもう10投

キリないし

やめ方も分かんないからフェードアウトだ

  • 作詞

    牧野ヨシ

  • 作曲

    牧野ヨシ

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2010年代における日本語フォークロックの傑作『野暮ったい服を着てどこへゆく』以来 およそ7年振り、孤高のシンガーソングライター・牧野ヨシによるニューアルバムが完成。 ほぼ全編、牧野自身の演奏によるギタ−/ベース/ドラム/ピアノに加え、ロックバンド 「COPIES」で長年活動を共にする盟友・篠原良彰(ラッキーオールドサン)をはじめ、石指拓朗、田中ヤコブ(家主)、西村中毒(渚のベートーベンズ)、ゆうやけしはす(ex.すばらしか)ら縁の深いミュージシャン達の演奏が花を添える。
流麗でいて滋味深いメロディと、朴訥とした語り口が浮かび上がらせる生活の匂い。取り繕う事も誇張する事もなく、安直な引用もしない、悠然とした眼差しで機微を穿つ誠実な歌と詩情。そして、その源泉にある”歌いたいこと・書き留めたいことがある”唯その純一無雑な情熱は、誰しもが抱える言葉に出来ない心情を掬い上げ、心に焼き付いた情景やノスタルジーを思い起こさせます。
極めて私的で且つ普遍的、徹底した飴色の美学で綴られた正統な日本の”フォーク”を更新してみせる全14曲。

過去ランキング

グッドフィッシング

iTunes Store • フォーク トップソング • 日本 • 1位 • 2023年7月19日 Apple Music • フォーク トップソング • 日本 • 32位 • 2022年9月28日 Apple Music • フォーク トップソング • 香港 • 70位 • 2023年8月17日

アーティスト情報

  • 牧野ヨシ

    篠原良彰(ラッキーオールドサン)擁する四人組ロックバンド「COPIES」のメンバーとし ても活動する傍ら、一人多重録音での作品を数多く発表するシンガーソングライター。ま た、ベーシストとしてラッキーオールドサンや石指拓朗らのサポートも行う。

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