GOOD FISHINGのジャケット写真

歌詞

引っ越し騒ぎ

牧野ヨシ

ここらで荷物を下ろす

トラックの荷台から

飛び降りて汗が飛ぶ

ガタついた机に

段ボールを噛まして

持ってるモノは全部

はみ出して零れ落ちた

取り繕うことはままならないのさ

違う土地に来てみても

夏の夜は短い

ちょうどいい言葉が

見つからないのさ

橋跨ぐ細い用水路に

誰かの帽子が流れてゆく

柵に手をかけ考え込んで

うまい方法はないのかと

惨めな気持ちになってしまう

鉄塔の向こうから

ポツリと雨が降る

避けて通ることはできないのさ

バッタが飛びセミが鳴く

浮ついた気分抑えていてよ

ちょうどいい言葉が

見つからないのさ

  • 作詞

    牧野ヨシ

  • 作曲

    牧野ヨシ

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2010年代における日本語フォークロックの傑作『野暮ったい服を着てどこへゆく』以来 およそ7年振り、孤高のシンガーソングライター・牧野ヨシによるニューアルバムが完成。 ほぼ全編、牧野自身の演奏によるギタ−/ベース/ドラム/ピアノに加え、ロックバンド 「COPIES」で長年活動を共にする盟友・篠原良彰(ラッキーオールドサン)をはじめ、石指拓朗、田中ヤコブ(家主)、西村中毒(渚のベートーベンズ)、ゆうやけしはす(ex.すばらしか)ら縁の深いミュージシャン達の演奏が花を添える。
流麗でいて滋味深いメロディと、朴訥とした語り口が浮かび上がらせる生活の匂い。取り繕う事も誇張する事もなく、安直な引用もしない、悠然とした眼差しで機微を穿つ誠実な歌と詩情。そして、その源泉にある”歌いたいこと・書き留めたいことがある”唯その純一無雑な情熱は、誰しもが抱える言葉に出来ない心情を掬い上げ、心に焼き付いた情景やノスタルジーを思い起こさせます。
極めて私的で且つ普遍的、徹底した飴色の美学で綴られた正統な日本の”フォーク”を更新してみせる全14曲。

アーティスト情報

  • 牧野ヨシ

    篠原良彰(ラッキーオールドサン)擁する四人組ロックバンド「COPIES」のメンバーとし ても活動する傍ら、一人多重録音での作品を数多く発表するシンガーソングライター。ま た、ベーシストとしてラッキーオールドサンや石指拓朗らのサポートも行う。

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