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歌詞

電線

牧野ヨシ

野を越え、山を越え、谷を越え

言いたいことも言えずに帰るの

話のタネにはなるだろうか

満ち足りたような

足りていないような

胸につかえた想いも、言葉も

秋の空を囲む電線の様だ

どの線に繋げば映るのでしょう?

言いたいことも言えずに帰る

きっと明日は聞いてくれ

腰を据えて腹を割って

あらたまっては話せないのさ

運転の途中、帰り道の途中

ふとした時にふと思い出す

言わなきゃいけないことがあるの

「秋はこれからか、過ぎたか、逸れたのか」

どうだ、この様、情けないだろう

夕陽が西に沈む

言いたいことも言えずに帰る

きっと明日は聞いてくれ

  • 作詞

    牧野ヨシ

  • 作曲

    牧野ヨシ

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2010年代における日本語フォークロックの傑作『野暮ったい服を着てどこへゆく』以来 およそ7年振り、孤高のシンガーソングライター・牧野ヨシによるニューアルバムが完成。 ほぼ全編、牧野自身の演奏によるギタ−/ベース/ドラム/ピアノに加え、ロックバンド 「COPIES」で長年活動を共にする盟友・篠原良彰(ラッキーオールドサン)をはじめ、石指拓朗、田中ヤコブ(家主)、西村中毒(渚のベートーベンズ)、ゆうやけしはす(ex.すばらしか)ら縁の深いミュージシャン達の演奏が花を添える。
流麗でいて滋味深いメロディと、朴訥とした語り口が浮かび上がらせる生活の匂い。取り繕う事も誇張する事もなく、安直な引用もしない、悠然とした眼差しで機微を穿つ誠実な歌と詩情。そして、その源泉にある”歌いたいこと・書き留めたいことがある”唯その純一無雑な情熱は、誰しもが抱える言葉に出来ない心情を掬い上げ、心に焼き付いた情景やノスタルジーを思い起こさせます。
極めて私的で且つ普遍的、徹底した飴色の美学で綴られた正統な日本の”フォーク”を更新してみせる全14曲。

アーティスト情報

  • 牧野ヨシ

    篠原良彰(ラッキーオールドサン)擁する四人組ロックバンド「COPIES」のメンバーとし ても活動する傍ら、一人多重録音での作品を数多く発表するシンガーソングライター。ま た、ベーシストとしてラッキーオールドサンや石指拓朗らのサポートも行う。

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