葬式のジャケット写真

歌詞

西東京は映画のように

夏目創太

別れた後と言えばまるで死んだ友人を思うようで

こんな事にならなきゃ何も気付けないでいた

こぼれぬように歩く いつかのふたりと世田谷通りに

「夢はいつか覚める」と 教えられているようでした

茜に浮かべた君の笑い顔が滲むのは

君の吸っていたバニラ味のタバコが目に染みただけなんかじゃなくて

西東京の空がさらう ふたりの未来を

西東京の空がさらう ふたりの世界を

武蔵境の空を赤く染める 君の頬を

別れた後の君がくれた タイの土産の小さなポーチに

詰められた思い出が逆らえず頬を伝った

痩せすぎた口許が歯を出して笑う 揺れる花のように

過ぎ去った何気ない風景は 映画のように

涙はいつでもすぐに乾いて消えてゆくのに

どうしてあなたの面影は いつまでも いつまでも 瞼の裏 消えずに

線が点と点に変わる ふたり知らぬように

点がポツリ空に浮かぶ ふたり消えぬように

中央線が僕の胸に深く突き刺さる

時が経てば忘れる いつかは全てが思い出に変わる

美化される 消えてゆく 影も形もなくなる

時が経てば忘れる いつかは全てが思い出に変わる

美化される 消えてゆく 影も形もなくなる

それでも

それでもあなたと居られたこと以外の何を人は幸せと呼ぶのでしょう

君と僕の憧れた「東京」のメロディーは鳴り止まない

やるべきことができたよ

よく聴いて欲しいんだ 一度でもこんな歌を あなたに

西東京の空がさらう ふたりの未来を

西東京の空がさらう ふたりの世界を

武蔵境の空を赤く染める 君の頬を

毎日笑って過ごしていてね いつまでも

  • 作詞

    夏目創太

  • 作曲

    夏目創太

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