Lyric

終電逃して　コンビニ前の白い光

顔面の海で　溺れないふり

あの頃　部屋のテレビで見たヒロイン

歌って踊って笑って泣けたのに

通知の泡が弾けるたびに

飲みかけの勇気がぬるくなる

自撮りの私　泣き腫らしのまま

0312のボイスメモ

「大丈夫」って言葉ほど　痛い

Kindness is a cage

既読の海で沈む前に

I will rewrite my story tonight

誰かの正義に合わせないで

光らなくても　ここにいるって

ひとりごとを歌にする

才能で選ばれた彼女の背中

追い風みたいに　遠くなるだけ

作り笑いの裏で　すり減る

それでもコメ欄の「生きて」が

暗闇の床に　灯りを置いた

会場の隅でも　名前をくれた

でもタイムライン　ノイズまみれの夜

知らない誰かの声が　ナイフになる

「代わりはいない」は　置いていく

Kindness is a trap

正しさだけが救いじゃない

I will rewrite my story tonight

孤独ごとスポットライトにする

嘘じゃなくて　真実だけで

傷口から歌う

悲劇のヒロイン　演じない

脚本は返して　ここから

舞台が壊れても　声で組み直す

拍手の数より　息が続く限り

Kindness is poison

でも　私はそれを　洗い流す

I will rewrite my story tonight

涙の味で　歌を刻む

「君の代わりはいない」より

「私の代わりは私」って叫ぶ

既読の海を蹴って

Still here, still loud, still me