歌詞

信号待ち　斜陽に染まる

触れたら消える　静かなノイズ

ポケットの中は　落ち葉の雨

ふわり漂い　ふわりほどける

もしもはいつも　遅れて届く

明日と昨日の　間に落ちる

言い訳みたいな　雨粒ひとつ

青に変わる前に　光って消えた

虹のトンネル　超えて　タイムスリップ

いつでも戻って　やり直す　そんなことが

できたら　いいのにな

君の横顔に　間に合うように

もう一度だけ　手を振るんだ

帰り道に　置きざりの影

後で気づいて　ごめんと笑う

夕立あとの空　流れ星

ひかり瞬き　ふわりほどける

理屈よりも　伝えたいこと

「ごめん」と「またね」を　重ねてひとつ

振り返る勇気　たった三歩だけ

夢に変わる前に　光って揺れる

虹のトンネル　超えて　タイムスリップ

いつでも戻って　やり直す　なんてことが

できたら　いいのにね

君の歩幅に　追いつく前に

もう一度だけ　手を振るんだ

もし三秒前に戻れるなら

誰よりも早く　振り返って

誰よりも君を　笑顔にできるな

できるよね　できるかな

たったそれだけで　世界は軽くなる

虹のトンネル　超えて　タイムスリップ

言えなかった今日を　言えた明日に変える

できるよね　できるかな

君の「またね」に　間に合うように

はじめの一歩を　いま踏み出す

ポケットの中の　落ち葉はやがて

あたたかな風に　ほどけていく

帰り道見送る　月明かり

手を振る影が　二つ揺れる

できるよね　できるかな