

段ボールの隙間から 月だけが見えていた
誰も来ない夜を数え 待つことをやめた
欲しいものは奪えばいい それだけが正しかった
腹は満ちても胸の奥は いつも空っぽだった
嵐に飲まれ 流れ着いた 見知らぬ丘の上
七つの畑 七匹の猫 花が風に揺れてた
ここでは誰も奪わない
自分の畑に 自分で種は撒けない
誰かの畑に 撒いた種だけが
巡り巡って 自分を咲かせるの!
馬鹿げたルールだと笑った 損するだけだろうと
誰の畑にも手を出さず 荒れ地に座り込んだ
日に日に痩せていく体 意地だけで息をして
それでも差し出すことだけが どうしてもできなかった
——怖かったんだ 本当は
与えて 何も返らなかったら
自分が惨めになることが
信じることを 諦めたあの夜から ずっと
それでも あの朝
震える前足で たった一粒を埋めた
見返りなんかいらなかった
ただ もうひとりで枯れたくなかった
一粒が 誰かの畑で芽を出した
その誰かが また別の誰かに撒いた
小さな輪が 少しずつ広がって
気づけば あの荒れ地に
風が吹いた 優しい風が
石だらけの土を割って 緑が顔を出した
六つの手が 撒いてくれた種だった
先に差し出した あの一粒が呼んだ花だった
幸せが欲しいなら
先に誰かを 幸せにすればいい
愛されたいと願うなら
先に誰かを 愛せばいい
畑とは あなたの隣にいる人
種とは その人に差し出す温もり
たった一粒でいい たった一粒でいい
それがいつか あなたの荒れ地に花を咲かせるから
あの日見捨てた小さな命を
もう繰り返さないと決めた灰色の猫は
震える子猫を そっと抱き寄せて
かつて自分がもらった言葉を 今度は自分の声で言った
「大丈夫だ お前にも畑がある」
「まだ何も 咲いていないだけだ」
段ボールの隙間から見てた月が
今は こんなにもあたたかい
一粒を、今日、誰かに。
- Lyricist
Jurno
- Composer
Jurno
- Producer
Jurno
- Other Instruments
Jurno

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Tiny Seed, Blooming Heart
Jurno
Artist Profile
Jurno
Jurno is a next generation artist creating music with AI technology. Specializing in rock, ballads, pop, and anime-inspired songs, Jurno focuses on delivering melodies and lyrics that bring healing and comfort. From songwriting to vocal production, Jurno creates a unique sound that is both nostalgic and fresh. Sharing music with listeners worldwide, with a special focus on audiences in Taiwan.
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