Lyric

赤い陽　まんまる

悲しみを飲み込む　山の方へ

沈む夕日

海の無いここは　長野県

他よりも少しだけ早く陽は落ち

黄昏時

群れて飛ぶムクドリ

重ならない自分自身

不安になって見返した来た道

足跡は残らずに　砂利ばかり

飽き足らず履き潰すバッシュには

着いた砂埃

何度だって夢は近づいたり

離ればなれ　触れらんないさだめでも

伸ばした手は　降ろせない

ここでおろせたなら楽なのかも

※あーそのまま　沈まないで

あなたはそばにいてよ　そばにいてよ

あたり一面　オレンジ色の世界

夕焼け小焼け　家路急ぐ　サラリーマン

公園のチャイムで　ハッと我に帰る

頭には絶えず　ぐるぐる回る　焦燥感

もうやめよう　考えて　答え出せずに

燻った火を眺めながら　弱音吐くのは

いっそのこと消してしまい

新しく火をともそう

破り捨てたページは

何にも書いちゃいなかった

昔々あるところに

夢に憧れ　歌に恋焦がれる少年が一人

その少年はマイクを持ち

挫折を味わいながらも

諦めずに声を張り

人生を謳歌しました

そんなサクセスストーリー

選ばれた数人　残りは除外して

何にもない脇道

逸れたけれど今

楽しくてしょうがない

あの沈む夕日は

明日への希望だ

※