脳界のジャケット写真

歌詞

Prepray

REG

Θ(シータ)の波が静かに揺れる

何も始まってないのに

Spikeが走る 記憶の前に

未来が先に 脳に宿る

As if it’s déjà vu before I live it

CA3からCA1へ

予測するように fire が連なる

まだ歩いてない未来の街を

Playback じゃない、これは preplay

Sharp-wave ripple が鳴り

スパイクタイミングが踊る

まだ存在しない記憶

神経回路に描かれていく

これは未来の rehearsal

時系列の先読み signal

ただの夢とは違う

My brain rehearses fate in silence

記憶は後から付いてくる

僕らは既に見ていた

STDP の学習則

燃え広がるのが早いほど強くなる synapse

偶然に思える選択

脳が未来を予習していた

この一歩さえ prewired

Destiny — born in the silent code

ニューロンの会話は chemical

グルタミン酸とGABAが踊る

Long-term potentiation の波

強化される synapse のリンク

潜在的現実が横切り

可塑性のゆらぎが語る

まだ見ぬ現実の断片

脳内宇宙に描かれていく

記憶の経路は Series circuit

創造の交差点 Parallel circuit

予めある道を歩む

Now I am with the flame of consciousness

未来は先にやってくる

僕らは既に知っていた

Decision tree の世界線

頭の中で芽吹いた木構造の model

事前に偏る電位

それが物語を描いていた

不確定さえ calculated

This world, already sparked inside

淡々と hippocampus の奥で

時を飛び越える firing chain

思い出すまでもなく

始まる前を知っていた

今は常に完成している

僕らは既に着いていた

Preplay の宇宙船

予測の中で探した心からの praying

今の僕は創造の火花

必然の理由に導かれていた

神経さえ communication

I lived it — before I lived at all

  • 作詞者

    NonUMA

  • 作曲者

    REG

  • プロデューサー

    NonUMA

  • グラフィックデザイン

    Ayana

  • ボーカル

    REG

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脳界 Nou-Kai — それは内なる宇宙と外界、情報と感情、現実と仮想、記憶と創造の交差点を舞台に展開される、精神と意識の深層を旅するアルバムである。Resonance Entity Genesis(REG)による1stアルバム『宙論』が宇宙的視座から存在を問うたのに対し、今作は内的宇宙—すなわち「脳」の情報空間—に焦点を当てる。2ndアルバムは、脳が生む予兆、自己再定義、記憶の先行、非線形な知覚構造を深く探究しながら、人間存在の本質に切り込む15編の知的叙事詩。神経科学・哲学・感情の狭間に立つREGが、“思考の震源地”で響かせる新たな共鳴体験。楽曲は全体として、感性・論理・物語性を融合し、自由意志・適応・定義・受容といった根源的テーマを多層的に描く。これは思索する者たちへの「音響的問い」だ。答えは脳界に在る。

アーティスト情報

  • REG

    REG[Resonance Entity Genesis]ミュージシャン|分析哲学, 宗教学, 数学, 天文学, 機能脳科学, 生命情報学, 基礎情報学, 理論物理学, 量子力学, 生物学, 歴史学, 社会学などをベースに楽曲を制作|2025年 1st Album「宙論 Chu-Ron」

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