Lyric

日が差した

薄い雲は泳ぐ

耳を澄ます

ありふれた日々の音に

ただ理想を夢見た

ただ意味を求めた

ただ見えるものだけを

遠い未来にまた呆れて

昼下がり 揺らめく木漏れ日

雨上がり 濡れた街の風

日常が紡いでく

形ない美しさに

気づけたなら

変えてしまえ 私の世界ごと

静かに小さく

すべてを愛せなくていい

ただ 見つめて

見渡せばもう

味気なかった景色が

煌めいて見える

いつか そう思えるように

日が落ちる

まるで名画のよう

心触れる

ふとした誰かの優しさ

呆れ褪せて溶けて枯れて

暗い淡い近い遠い過去も

どれもこれも代えのきかない

私だけが見れる景色だから

変えてしまえ 私の世界ごと

静かに小さく

すべてを許せなくていい

ただ 掴んで

見渡せばもう

愛せなかった景色に

命が芽吹く

やっと そう思えているから

どんな 日々も美しいように