忙しない日々に
すこしだけ垣間みえた
こどもの頃みたような
あかく 煌めく ぬくもり
手をつなぐ理由
みんな きっと捜している
浸るように目を伏せて
理由なんていらないでしょう
指先からすこし 感覚が奪われてゆく
できることなら
あなたの
体温で 取り戻してほしい
なりゆきだって 魔法だって
誰かに背中を押されたんだっていいから
あなたと
ここから はじめたい未来があるの
踏み込んでよ こわがらないで
おんなじひかりをみている
どんな道も
きっとふたりなら 歩いてゆけるわ
ふたりや たくさんが
行き交う 街角で
揺らめきながらゆく
あなたを照らす ぬくもり
足早に去っていく
誰のしあわせも
願うことができない
わたしとまるで同じね
ひとりきりで迎えた
手袋も忘れてしまった
もうあんな出会いはきっと 訪れない
こじつけでも ありきたりでも
生まれたときから そこにあるだけでもいい
ただそっと
あなたのしあわせを願っているの
会えなくても 言えなくても
あなたの灯りが繋がってゆくように
わかったの
これだけがわたしの祈りだって
遠く離れた あなたとあなたに
隣にいるのに すれ違うふたりに
言い過ぎたこと
強がったこと
“ぜんぶ 裏返しだったの”
そう 告げられるように
白い夜が 包んでいく
ありがとうとか あいしてるとか
いつもはね、うまく伝えられないけれど
感じている
あなたとわたしのあいだに
ほら
澄んだ空に ひろがっていく
ぬくもりとぬくもりとが
信じている
あなたのこころが満ちる日が来るって
ありがとうね あいしてるよ
どんな日々だったとしたって
あなたと 歩んでこられてよかった
ねえ
きっと またふたりは
この夜に
- 作詞
松本 梅花
- 作曲
松本 梅花
- レコーディングエンジニア
渡部秀典
- ミキシングエンジニア
渡部秀典
- マスタリングエンジニア
渡部秀典
- ボーカル
fazeer era
- 合唱/コーラス
fazeer era
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white nights -天蓋の夜に-
fazeer era
fazeer eraのシングル初となる本格的バラード。メンバーそれぞれがメインボーカルパートで歌い上げる、交差することのない冬と冬の景色。この曲は、そうして同じ冬を越えていく、すべてのリスナーへ贈る夜の物語。1年前の冬にメンバーの斜路が書いた、センチメンタルな中に希望を残す切実なリリックにも注目してほしい。
アーティスト情報
fazeer era
2023/5/19にTOKIO TOKYOにてワンマンライブを行いデビュー。 ソングライターの斜路と元地下アイドルのめい、中学からの同級生ふたりからなるボーカルユニット。楽曲はほとんどの作詞曲をメンバーが手がけ、その他運営もふたりで行う。 「きみと最後の砦で」をコンセプトに、メンバーの心のうちから溢れる感情の吐露を糸とし、fuzzy(fazzy)でsheerな時代を生きていくすべてのリスナーとの共鳴とつながりを目指す。 デビューEP『砦』に収録の『フレア』『re:move』では、メンバーのこれまでの歩みを振り返り、それぞれの絶望、そして再起への決意を表明。 2024/4、「歌と他ジャンルの融合へのチャレンジ」をテーマにproject WAVE を始動。第一弾 WAVE 1 ではタイポグラフィアートと歌詞のコラボレーション企画を実施。 2024/5/19にはDESEOminiにて1st Anniversary Live ひかりあつめ を開催。 新曲3曲(きらきら/きみとparade/fazeer)を含む計14曲を披露し、1st Album "reflection collections" CD版を発売。翌20日より、同アルバムをデジタルリリース。
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