Lyric

ママは朝からイライラ　何も語らないパパの背中

代わり映えのない毎日がそこにあって

今日も未来はゆらゆら

トーストにバターを塗る前に蜃気楼に一歩

足を踏み出してみよう

携帯と財布はカバンの中　今日のノルマは頭の中

何か忘れてないか　俺ってこんなんだっけ

見つけにくいもののような

でも見つけなきゃいけないものが

ここにある気がするんだ

ところでここは何処だい

立ち止まってみた

目を丸くした君がそばにいた

泥舟のような世界を抜け出して

抱き締めあったら翼が生えてしまう気さえした

方舟に乗って僕を連れてってくれ

ミニスカートにモヤモヤ　下世話な会話はもう止めて

愛ってきっとずっと透き通っていたはずなのに

いけない事がしたかった　耳の形が知りたかった

二人の夜がきっと嘘にならないことを信じて

手を伸ばしてみた

届くけどさわれないものばかり

欲張りな愛を洗い流しておくれ

抱き締めあったら言葉や音は消えてしまうから

感覚だけが生きてることを教えてくれる

交差点を左折してうなだれながら坂を登る

道なりの毎日

僕は君に会いに

靴ひもがほどけても結びなおせない人の波

冷たい光

今、君は何処に？

一日が24時間で乗り込んだ電車が25時

君に会いたくて

君に会いたくて

抱き締める感覚が生きてることを教えている

呼吸を止めて　空気さえ要らなくて

二人は二人の腕の中　手造りの方舟の中

僕のパラダイス