2018年に結成されたフラストレーションパンクロックバンドAUTUMN BLUESのファーストアルバム。処女作となる今回のアルバム『想いから沈む心へ』は、「想いを強く持てば持つほど心の奥深くに沈んでいく焦燥と悲観」をテーマにした1枚である。アルバム全体を通して「社会人の肩書きを持った現在と、何事にも縛りがなかった有意義な過去とのギャップ」を歌い、自己解決の出来ない社会的な負の感情に対し肯定を示している。特有のアルタナティブ性質の楽曲とピッチシフトしたギターサウンドを用いる事で、より一層アルバム全体の儚さを際立たせているのも大きな特徴。若者の葛藤を歌い上げる青春パンクのアフターストーリーとも位置付けられる大人のための「青秋パンク」を是非堪能してもらいたい。
2018年7月結成。「社会の中で頑張る人達の負の感情を肯定する」をスローガンとして掲げるスリーピースフラストレーションパンクロックバンド。「秋のような焦燥感」をテーマに掲げ、陽性質なメッセージではなく、憂鬱さや焦り、嫉妬などの何とも言い表せられない陰性質な感情・メッセージを赤裸々に発信する。「フラストレーションが溜まってパンクしそうな心の状態を解放させる」ことを目的としたフラストレーションパンクと言う独自のジャンルを確立し、精力的に活動している。
Behind Back Vinyl