歌詞

私よりすばらしい私が街を跨いで

変えていくよ 変えていくよ

他人の眼を節穴へ

既に廃れた発明を

さもありけりと売り続ける

此処は輝く東京

街をまるごと影に入れ

手のひらで踊る積木たちを眺めては

私よりすばらしい私が街を跨いで

変えていくよ 変えていくよ

他人の眼を節穴へ

彼の私より劣りし私は肥溜めで

ゲーテのように光求め往くよ

朝はまだ遠く 天井へラザロ徴候

路地裏から望んだ青空は

もはや私のものでない気がして

耳を塞げば聞こえる思慮も

瞼閉じれば揺蕩う理想も

すべてあなたの思うまま

誰か何かになりたくて

身を切り富を貪りゆく

此処は聖なる東京

生きていたいのに殊更

消えることへの覚悟を欠き

道を据える

私よりすばらしい私が街を跨いで

変えていくよ 変えていくよ

他人の眼を節穴へ

彼の私より劣りし私は肥溜めで

ゲーテのように光求め往くよ

隠される

路頭に迷う私たちは

何処へ行けようか

さらば世界 げに後悔

無限の自虐に駆られても

あの私より劣りし私は肥溜めで

ゲーテのように光求め往くよ

朝はまだ遠く 僕を照らす街灯