Lyric
Room Tour
SUKISHA, kojikoji
完成した世の中に
何だか飽きてしまったので
財布と本以外は置いて
内緒のまま宿も当てもない旅に出ました
知らない街 春の陽射し
揺れる花と群れを離れる
見たことのない景色探し
廃線路を辿って歩く
読み止しの文学は
相変わらずわけがわからず
推理物にしときゃよかったと
風来のシレンの気分で歩く
携帯は置いてきた
そろそろトラブル起こるかな
まあ代わりは死ぬほどいるし
などと思ってはまた歩くのです
歩き疲れて飽きた僕は
帰りたくなって
帰った後のこと考えて面倒になり
このまま消えることにした
何もかも面倒だった
夕陽が滲んで沈んだ
"誰かに尻拭いさせて
見て見ぬ振りする人でさえ
愛する人は救われる
ご存知の通り 不燃ゴミの海"
(詠み人知らず)
携帯のアラームで目覚めて
ため息ひとつ 朝飯を食う
夢から覚めて夢うつつ
相変わらずうだつ上がらず
右肩下がりの冒険
- Lyricist
SUKISHA
- Composer
SUKISHA
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