Lyric

雫をまとい　草が揺れる

小さな小鳥　羽を振る

リスの足跡　道を抜け

光は　山を　滑り落ちる

蝶々は舞い　露をほどき

白いうさぎが　茎をくぐる

始まりの時　生まれる声

Brisaが　そっと　連れてくる

Brisa　brisa　目覚めのそよ風

緑の息吹　優しく揺れて

くるり　回る　草の命

土のぬくもり　目を覚ます

羊の群れが　野原を歩く

のんびりと　草を噛みながら

蝶々の翼が　影を落とし

雲の流れに　時が溶ける

凛として　空は光り

耳を澄ませば　コオロギの声

すべてがただ　そこにあるだけ

歌うように　生きている

Brisa　brisa　真昼のそよ風

草の調べを　連れて走る

ふわり　揺れて　混ざる命

時をつなぐ　柔らかな手

夕陽がそっと　土を染める

狐の子が　闇を見上げ

星がひとつ　瞬き出す

草の影には　ぬくもり残る

小鳥の声が　静かになると

森の鼓動が　ゆっくりなる

終わりじゃなくて　続きの時

Brisaがそれを　知っていた

Brisa　brisa　夜のそよ風

すべてを包み　笑っていた

遠い響き　かすかな音色

命の歌が　眠りにつく