現実譚のジャケット写真

歌詞

日々はそうして卒わる。

Alternoise

風抜け揺れる 窓映す空

不揃いな机はまるで

人を待っているようで

何度消されても 残る線の跡

未だ微かに記憶を残している

炎天下 茹だるまま

溶ける青春を見過ごして

大人振った 幼気も

懐かしさなんて言えば

聞こえはいいんだろう

あぁ、流れゆくこの日々も

卒わる時がきっと来るだろう

寂しさだって蜃気楼

儚くただ想いを攫っていく

戻りたいと願うほどの後悔は

きっとないだろう

それでもさ 鳴りわたるまま揺れて澄む

青天を靡いた

そう ただ前へ逃げて

幸せを願って

在る理由を知ろうとして

独りのつもりでいた

憶いの裏を診て

ここで息をして

落ちぶれて分かったんだ

この旅に晴れが降った

元気でね

また会おうなんて言ったっけ

好きだったあの人も

幸せな家庭で過ごしているんだろうか

あぁ、流れゆくこの日々も

卒わる時がきっと来るだろう

直向きなんだ いつまでも

帳面の端夢を綴っていた

同じ道にふと浮く

とりとめのない会話二人の影

それでもさ 眺めるままに揺れて澄む

水底を覗いた

寝流していた勉学も

日暮れた夕に帰った事も

寝不足のまま迎える朝も

何気のない愛おしい日々だ

あぁ、忘れゆく思い出も

大切な時間も同じように

そういうものって信じたい

失うことは必要なんだって

戻りたいと願うほどの後悔は

きっとないからさ

ただ馳せようか 今卒えて澄む

空に描いてゆけ

また日々は流れていく

  • 作詞者

    のいざん

  • 作曲者

    のいざん

  • プロデューサー

    のいざん

  • ミキシングエンジニア

    のいざん

  • マスタリングエンジニア

    のいざん

  • ギター

    のいざん

  • ベースギター

    うらら

  • ドラム

    ふたまる

  • ボーカル

    のいざん

現実譚のジャケット写真

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バーチャル3ピースバンド"Alternoise"が放つ1stフルアルバム『現実譚』。
揺れ動く心情を掬い取るかのような詞と、鮮烈なサウンドが織り成す全12曲を収録。
「Alternoiseの音楽とは」、その原点になれるようなアルバムになったのではないだろうか。

アーティスト情報

Noisern

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