

言わないと 決めていた
心の底を またなぞる
名も持たぬ 囁きが
森の中で 響いてゆく
届けないと 知りながら
耳を塞いでも 聞いてしまう
ただ聞くだけの神でいたなら
こんな言葉を 残さず済んだ
聞き取ることは 罪なのか
届けぬことは 過ちか
問いはいつも 森に消え
答えは声に 混じる
声よ 言の葉よ
私の名を
静かな森に
囁いて
声よ 言の葉よ
遠くまで
言えない言葉を
連れていけ
距離を測る 山の奥
高く 遠く 飛んでゆく
それでも残る あの言葉
消えないまま 木々にある
すべての声が
私のものじゃない
それでも確かに
残ってしまう言葉がある
声よ 言の葉よ
名を呼ぶたび
この囁きは
生まれ変わる
声よ 言の葉よ
山の奥
届かぬ言葉を
拾って
神であることより
声を聞いていたくて
その未熟さを
手放せなかった
声よ 言の葉よ
ここにいる
伝えられぬまま
生きている
声よ 言の葉よ
微かに
誰かの胸で
こだまして
声よ 言の葉よ
この先も
名もない言葉と
なりつづける
- 作詞者
Merayo
- 作曲者
Merayo
- プロデューサー
Merayo
- ボーカル
Himi

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- ⚫︎
詞葉姫
Merayo
- 2
詞葉姫 (インストゥルメンタル)
Merayo
『詞葉姫』は、言葉に宿る想いと、その余韻を和の幻想世界に描いた作品です。
一度交わされた言葉は消えてしまうのではなく、誰かの記憶や心の奥で静かに生き続けていく。そんな想いを、深い森に言葉を預かる詞葉姫の物語として表現しました。
Himiの繊細で透明感のある歌声によるボーカル版と、旋律や音の景色をより深く味わえるインストゥルメンタル版の2曲を収録。
静けさ、神秘、そして言葉の記憶が残す余韻をお楽しみください。



