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これまでリリースしてきた曲同様に、自分が素晴らしいと感じてきた様々な音楽の記憶を一曲に込めてみるという試み、その無謀な実験の先で生まれた曲です。せわしないドラムはDrum and bassがよりJazzとRockに侵食されたイメージから生まれました。’Glass Onion'や’While My Guitar Gently Weeps'といった曲でのポール・マッカートニーのベース、あるいは、The Jesus Lizardのベースサウンドの記憶によるエレクトリック・ベースは曲前半を牽引していくように配置しています。それらの混沌としたサウンドが、シューゲイザー的なギターサウンドとシンプルでメロディアスなボーカルが繋ぎ止めていくイメージでこの曲は構成されています。後半ではエレクトリック・ベースはシンセベースに交代して、曲はエレクトロニックな風景へとより変化していきます。

ここ数年間で世界では重大な出来事が次々と起こっています。コロナによるパンデミック、ロシアによるウクライナ侵攻、パレスチナとイスラエルの対立、日本で再び起きた大きな地震、など。この曲のアイデアは数年前からあったのですが、「世界が疲弊しても希望を失わない人々は必ずどこかにいると信じる」ことをテーマにした歌詞になっています。この曲が持つ攻撃的なサウンドは、世界への批判的な攻撃としてではなく、「希望」への切なる想いへの強い衝動のために鳴っています。

2023年は曲のリリースができなかったのですが、この新曲にひっそりと込めてみた前向きな想いが、自分自身への救済となるように、新たに前進したいと思っています。

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