歌詞

これが最後の朝だと溺れていく瞳は

無邪気な三日月に笑われてまた眠りについた

捨てられないままの捨てるものを抱えている

あれだけ手放そうとした　それでも離れない

選び切れなかった色に囲まれて

それでもまだ足りないって事

心はわかっている

希望と呼んだ温度が

動けない僕を責め立てる

「あれが欲しい　これが欲しいって

何度も呟いたでしょう？」

耳を塞いで逃げても

言葉がずっと鳴り響く

ほら　気付かなくてもまた日は昇る

大切なものを追いかけて歩くことが

心臓が動きを止めるまで続く呪いになった

どうにもならないことで歩けなくなったら

どうせそれも嘘だろと呪われ続けた

数え切れなかった傷も消えていって

それでも苦しかった事

体は覚えている

希望と呼んだ光が

醒めない僕の目を塞ぐ

あれも違う　これも違う

もう本当のことがわからない

それでもまだ続く事

終わらせようとしない事

ほら　自分の影が語りかける

自分だけの色と思いたくて

分けられない傷がずっと痛くて

瞳が落とした涙は

自分でもわからない言葉を叫んでいる涙が

数え切れなかった傷が呼びかける

涙は嘘じゃないって事

体の奥　その心ひとつがわかっている

希望と呼んだ温度は

いつでもずっとここにいる

あれが欲しい　これが欲しいって

何度も呟いたんだよ

あの時見つけた君を

ここまで連れた僕がいる

さあ　目は開いている

まだ動けなくても

希望と呼んだ光は

いつでも僕の目を塞ぐ

あれも違う　これも違う

もうそんな言葉じゃカナわない

あの時見つけた君が

ここまで僕を連れてきたから

その証拠は瞳に宿る

ほら　気付かなくてもまた日は昇る