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歌詞

ありがとうの声しか出なかった

TAKU_

少しくすんだ白を見ていた

何もできずに見ていた

忙しいふりで逃げてきた

僕の時間が止まっていた

大丈夫ですって言った

たぶん何回も言った

本当はずっと前から

大丈夫じゃなかったのに

口の奥に隠してた

言えないままの言葉たちが

痛みになって

名前を呼んで

僕を起こした

ありがとうの声しか

出なかったんだ

強がりで守ってきたものは

こんなにももろかった

失くしたのは

小さなものだった

それでも残ったものは

これからの僕だった

戻った街はいつも通りで

何も知らずに流れていた

変わってほしかったのは世界じゃなくて

たぶん僕のほうだった

我慢することを強さだと

いつから思っていたんだろう

誰かに頼ることさえ

負けみたいに隠していた

口の奥に残ってた

鈍い痛みが消える頃

少しだけ

声が出なくて

嘘も減った

怖かったって声に

できなかったんだ

笑ってごまかした数だけ

僕は僕から離れてた

失くしたのは

小さなものだった

それでも気づいたものは

置き去りの僕だった

ひとつ手放して

全部変わるほど

人生は簡単じゃない

それでも

見ないふりしていた痛みに

名前をつけた日から

少しだけ道が変わった

ありがとうの声しか

出なかったんだ

弱って初めて見えたものを

もう忘れたくなかった

失くしたのは

小さなものだった

それでも始まったものは

これからの僕だった

少しくすんだ白の下で

終わりを待ってたんじゃない

僕はやっと

僕の声を聞いていた

戻った街はいつも通りで

だけど僕は少しだけ

僕の人生を

選び直していた

  • 作詞者

    TAKU_

  • 作曲者

    TAKU_

  • プロデューサー

    TAKU_

  • ボーカル

    TAKU_

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    ありがとうの声しか出なかった

    TAKU_

大丈夫なふりをしてきた夜に向けて作った、静かな応援歌です。

強がること、我慢すること、誰かに頼れないまま平気な顔をしてしまうこと。
本当はずっと前から大丈夫じゃなかったのに、それでも言葉にできなかった気持ちを曲にしました。

弱って初めて見えるもの。
失くしたものは小さくても、そこから自分の声を聞き直せること。

すぐに元気になるための歌ではなく、今日を越えた自分に少しだけ「ありがとう」と言えるような楽曲です。

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