Lyric

手のひらで転がされたピーナッツみたいに

信じた分だけ くだけて痛かった

あの日の私 カニみたいに真っ直ぐで

泥まみれでも笑ってた 青い空の下

あなたは猿みたいに 器用に嘘をつく

バレないフリの上手さに 拍手したくなるわ

優しさで包む毒　まるでトロピカルジュース

飲み干した私の唇は まだ笑ってる

バナナみたいな夢をぶら下げて

誰かの涙を踏み台にしたってさ

天罰なんて こないよ こないけど

それが復讐の合図

小石投げたって 返ってくるのは波音

「やり返すより進め」なんて キレイごとね

だけど拾い集めた想いが

いつか弾丸になることを知ってる

仲間たちが笑うの 味方する声がする

栗みたいに爆ぜて 蜂みたいに刺す

ぬるい正義なんてもういらない

火を点けたのはあなたでしょ？

やんちゃに笑って 涙を蹴っ飛ばして

正義なんて壊してやるの 爪で掻きむしって

誰かを救うフリ 好くの？ 救えない自分が

この街のどこかで 煙を吐いてる

そう、負けたままじゃ終われないの

ひび割れた心の奥に

芽吹いた新しい声がする

「泣いてる場合じゃない」って

カニの子みたいに、しぶとく生きるだけ

くだらない正義も愛も超えて

泥の中で光るものを見つけた

笑って泣いて、また笑って

あたしはちゃんと報われる

そう信じて、爪を立てるの

空に向かって——

バイバイ、去る