歌詞

救われることは、赦されることじゃない

あなたの手の温度が 私を曖昧にする

正しさを装った優しさほど

人を遠ざける魔法って知ってた？

夜を縫う針の音 無音より痛くて

「生きるって、誰のため？」と

糸に問うたのは 私の方だった

あぁ 見ないで この羽根は罪の証

触れられた瞬間 神話は終わる

愛と自由のあいだで もがいた夜に

真実なんて きっと幻のかけら

名もなき鳥は 誰にも似ていない

それでも誰かの夢を織らなきゃ

存在できないのなら

それはもう生きてるとは言えないんだね

幸福はやさしい暴力

「ありがとう」の裏側で 誰かが溶けていく

そんな矛盾を愛と呼ぶのなら

私は 何度でも堕ちていける

ねぇ 見つけないで まだ途中なんだ

この羽根も声も 誰のものでもない

願いを形にするたび 光は濁る

それでもあなたに 触れた意味が欲しかった

飛べない鳥のままでもいい

ただ、見上げる空があれば

永遠を信じた瞬間に 永遠は死ぬ

それでも私は・・・

あぁ ありがとう そしてさようなら

命より深く織った愛の跡

真実は 残酷で美しい

嘘と祈りのあわいで 私は還る