

守りたかった ただひとりを
胸の奥で 何かが目を開く
振り向くな 振り向くな
この先を 俺は知らない
義経よ
その身に 何が眠る
鞍馬の杉の 影を抜け
人の身ひとつで 戦を渡る
勝った夜ほど ひとときが
いつもどこか 抜け落ちる
君が笑えば 戦の外に
帰る場所が あると知った
追手の松明 谷を埋め
君を背にして 刀を抜く
この身が裂けても 守ると
確かに俺は そう誓った
守りたかった ただひとりを
胸の奥で 何かが目を開く
白い角が 雨を裂き
俺の声まで 遠くなる
振り向くな 振り向くな
この先を 俺は知らない
その身体を 俺に
明け渡せ
白い角が 雨を裂く
欠けた刀が 火花を散らす
顔も名前も 目には映らず
動く影だけ 刃が追う
君を守ると 誓った手が
近づくものを すべて斬る
敵も味方も 雨に倒れ
最後の刃が 君に向いた
愛してる
守りたかった ただひとりを
欠けた刀が 答えを知る
君の名を呼ぶ 返事はない
赤い手だけが 雨に濡れる
この身の奥に だれがいた
俺は何ひとつ 覚えていない
雨がこの手の 赤を流しても
君の手だけは 温まらない
君を守った はずなのに
義経よ
その身のうちで 鬼が泣いている
- 作詞者
IKIMONOIR
- 作曲者
IKIMONOIR
- プロデューサー
IKIMONOIR
- ソングライター
IKIMONOIR
- プログラミング
IKIMONOIR

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義経 名も知らぬ鬼
IKIMONOIR
守りたかった、ただひとりを。
胸の奥で、何かが目を開く。
振り向くな。この先を、俺は知らない。
自分の中に鬼がいることを、義経は知らない。
愛する人を守ろうとしたその瞬間、内側の何かが目を開き、敵も味方も雨に倒れる。
三味線、琵琶、太鼓の上で、鬼化の場面にだけ歪んだギターが重なる。
男声と、深いこぶしの女性民謡。
IKIMONOIRが描く、生き物と異形の境界の物語。
「妖夜奇譚」第二章。
源義経を題材にした創作です。
作詞・楽曲構成は人間が行い、音源の生成にAIを使用しています。



