

生を受けた代償にまだ何か返すべき負債が
残っている気がして
生まれてよかったって認められるようなものなんて
生み出せていないのに
何も無いのあなたにとって有益なものは何も
ひしゃげて転がってる自尊心かろうじて息してるだけ
慈しい痛みを引っさげ
それでもトドメは刺させない
どうなったって知らんこっちゃ
奪えないものしか持ってないから
どこまで耐えられるかチキンレースに価値を見出してる
クレイジーな世界で
否応なしに分別されて無能のレッテル貼られて
リカバリーなんて無理
何も無いのあなたが期待してるようなものは何も
いっそふっと消えちゃえばその方が世のためだろか
疎ましい責苦を消し去れ
恥なんて忍んでやらない
水に流してサヨナラ
どうせ負け犬なら吠えてやんよ
人知れず脈打ってるだけ
それでいい
慈しい痛みを引っさげ
それでもトドメは刺させない
どうなったって知らんこっちゃ
奪えないものしか持ってないから
負け犬らしく吠えてやんよ
- 作詞者
Akari Kiki
- 作曲者
Akari Kiki
- レコーディングエンジニア
木村
- ボーカル
Akari Kiki

Akari Kiki の“遠吠え”を
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遠吠え
Akari Kiki
価値観を他人に決められることへのアンチテーゼとして書いた曲です。
風潮や時代を含む自分ではない誰かが創り上げた価値観に踊らされたり、自分と比較して卑下したり、そういった状況に陥ってしまいがちなのは私だけではないはずです。
そのような葛藤も必要なものとして肯定しています。
なぜなら、葛藤から濾過されたものこそが真のアイデンティティ足り得るものだと考えています。
遠吠えは、自身の縄張りを主張する行為だという説があります。
自身のアイデンティティは誰にも奪わせない。誰にも傷つけさせない。
自分にとって大切な価値観は自分で決めて良いのです。
アーティスト情報
Akari Kiki
心を揺さぶるメロディと共感を呼ぶ歌詞を生み出すシンガーソングライターAkari Kiki。 生きている上で発露する様々な感情に寄り添った曲を創っている。 African-American musicをベースとしながらRockを彷彿とさせるエッジの効いた歌声で独自の世界観を切り拓いている。歌詞には、自分自身や大切な人との関わり、日々の葛藤と成長など、誰もが共感できるテーマが込められており、そのリアルでユニークな表現が特徴。 2024年7月から活動を始め、オリジナル曲・MVの制作や都内を中心にミュージックバー、ライブハウス、ミニフェス等でライブ活動を続けている。 同年10月にリリースしたPoor VampireのMVがオランダのWebマガジン「AVO Magazine」にピックアップされる等、海外からも注目され始めている。
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