歌詞

悲しいこと　あったんだね

ボクにはすぐわかるんだ

唇噛み締めないで　こっちを向いて

ねえ言って　聞かせて

コトバなんて要らなかったでしょう？

その小さな手に伝えたでしょう？

許せなくなったらボクのせいにしていいんだよ

糸が解れるほどきつく抱き締めてもいい

服が綻びてもキミの裂けた心が

針で縫い合わせたように直ればいいのさ

ねえ　忘れないで　側にいるよ

最後にあのドアの向こう

一緒に出たのはいつだっけ

灯りを落とした部屋に

キミは膝抱えたままで

大人なんて嫌いだったでしょう？

まだ少女のままでもいいんだよ

怖ろしくなったらボクに隠れていいんだよ

布が潤びるほどずっと泣き付いてもいい

キミが泣き止むまでここを離れたりしない

ボクはひとりきりじゃ何処に行くこともないさ

ねえ　思い出して　側にいるよ

埃を被ったチェストの上に

もうどれくらい座っているかな

あのやわらかいベッドの上で

キミを眺めながら眠りたいな

ひとりぼっちなのはキミだけじゃないんだよ

ボクはひとりきりじゃ温もりさえ持たない

その手を離れてどれくらい経ったのかな

ボクじゃない誰かに向ける眼差しが痛い

堪えられないなら我慢しなくていいんだよ

糸が解れるほどきつく抱き締めてもいい

もしもあと一回　キミの手に伝わるなら

あの頃みたいにボクを抱き締めてほしい

もう　戻れないなら

キミのことが　見えない場所へ