歌詞

僕の見る空は ただ青くて

君の名前は ただの音の響き

薔薇の香りは 記憶と繋がるけど

それだけなんだ それだけだった

君の世界は どんな風に見えるんだろう

僕には届かない感覚の向こう側

ねえ、この雨音は どんな色をしてる？

君の言う「紫色の悲しみ」を

少しでいい 僕にも見せてくれないか

僕にはただ 冷たく聞こえるだけ

僕の読む詩は ただの黒いインクで

君の痛みは ただの想像の産物

君が言う「火曜日は緑色」の意味を

本当の意味では 分からないままだ

僕の世界は こんなにもシンプルなのに

君はどんな色で 毎日を生きているの

ねえ、その言葉は どんな味がするの？

君の言う「甘いさよなら」

少しでいい 僕にも分けてくれないか

僕にはただ 寂しく響くだけ

羨ましいなんて 思わない

でも、少しだけ寂しいんだ

君が見ている万華鏡の隣で

僕はモノクロの窓を覗いている

この色のない感情も 味のない想いも

これが僕の世界で、僕のリアルなんだ

ねえ、この沈黙は どんな形をしてる？

君の言う「透明な優しさ」なら

言葉にしなくても 僕にも分かる気がする

僕らは違う世界を生きている、だけど

君の声は、僕の世界で一番、美しい音だよ。