Lyric

お前はその眼で見たことがあるか？

太陽が海と溶けあうあの瞬間を

どこかの誰かはそれを永遠と言った

この闘いも一縷の永遠だろう

切先に込めた力は星をも砕き割る

切り裂かれた

空気を身に纏い

笑うお前はまさに

陽炎

確かに破壊したはずの偶像

狂った笑みを浮かべるのも束の間

時は動き出す

宿命は勝ち取るものなのだから

お前はその手で

斬ったことがあるか？

幸福を喰らいすぎた者の心臓を

真先に動いた手足は空をも轟かす

手繰り寄せた勝機を覆される

お前はまるで

道化師

確かに惑わせたはずの虚像

追憶の中彷徨うことを許さない

時は進み行く

宿命は勝ち取るものなのだから

生きる意味なんて知らないからこそ

ここに立っている

お前と

これが最後の戦いになるだろう

一欠片の軌跡も残らない

悔いも残さない

宿命は勝ち取るものなのだから