歌詞

ツバメホーム

作詞・作曲 窪田友紀子

静かな　駅のホームで　始発の電車を待つ

低空飛行のツバメ　凛々しく　朝もやをかける

ガタゴト　いつものリズム　隣の街の空気を

毎日　乗せて吹き込む　生きてる　鼓動つなぐよ

なんでも話してくれたこと　何気なく過ぎていた

なんでも笑ってくれていた　君は　あの駅に　待ってくれますか？

幾年月も　過ぎた　僕だけど

さよなら　お天気屋さん　少しは大人になった　目線で　故郷を降り

若さと　ぎこちなさ　くすぐる

変わらぬ　壁掛け時計　今でも　働いている

毎朝　遅れないかと　焦って　見上げていたね

何かに追われていたような　歯痒い青春には

泪も　笑顔も　プライドも　何も変わらずに　今も変わらずに

幾年月も　過ぎた　僕だけど

- - - からっぽの夕凪に　下向きのあの子は

窓枠　額縁にして　葡萄の夕日　描いた

いつかは　そんな映画を　つくると　笑って街を出た

あれから　お元気ですか？　私は　相変わらずで・・・

精一杯の太陽　ほんの少し覚えた

はみ出す勇気と現実に　振り回されたことも

無かった訳ではないけれど

僕の背中は　どう映りますか　幾年月も　過ぎた　僕だけど