歌詞

宅配された、お気に入りのココア

ここ数日、ほろ苦く感じる

傍から見れば、何気ない日常　午前11時

騒がし過ぎるほど賑やかだった部屋は

物音ひとつしなくなり

室内に響く私だけの足音

孤独の空間

雨水の垂れる音と共に

ひとり静かに眠りに落ちる　午前0時

大切な思い出のかけら

婚約指輪を握りしめ

降り立った夢の舞台は

あの日の代官山、初めてのデート

緊張と興奮に包まれながら

二人で歩いた街並みは輝きを増し

何もかもが新鮮だった

あの日の自分を見つめ返し

足りなかったものを探しにゆく

100と0

好きと嫌い

無関心の反対とは

整理のつかない気持ちに杭を打ちこみ

葛藤やまない目醒め　午前7時

シャワーを浴びて

とかした髪を撫でながら

いつもより丁寧なおめかしをして

東横線で向かった先は、想い出のカフェ

どんよりとした灰色の空は

言葉にできない不安を込み上げらせていく

些細な喧嘩で失ったもの

【孤独になって初めて気付けたこと】

目を背けていたもの

【自らの過ちを認めること】

約束の時刻より早く着き

俯き、項垂れていた時

見慣れた人影が近寄ってくる

その手には白い花束が抱えられていた

A mutual willingness to compromise

The gears of love slowly start to move

Close the gap between us again

今宵のココアは

とっても甘くなりますように