Lyric

「機械みたいな世界から私をいっそ連れ出して」

無意味の線を擬えて 言葉がやっと唄になる

瞬くようなキラメキじゃ誰も気づいちゃくれないさ

やけに白んだ街並みに気づいて今日も 夜が明ける

眩む そこらに散って開く、徒花に似た祈り

伝う言葉を知って嫌う

またあたし一人で

歌う音に混じって 笑う逆さまに見た色に

染まる程に馴染んで浮かぶ揺らぐ あたしの憧憬

アイを濁した手紙はあなたに届かず、

ぼんやりとした灯りが慰めになるから

パッと光って見惚れそうなあの娘の姿を、

何度歌えどあたしに答えはでないまま

互い違いの視界でさ 見える未来を焼き付けて

無価値の点をあしらって 季節がやっと動き出す

瞬くようなキラメキじゃ誰も気づいちゃくれないわ

やけに揃った足並みに気づいてリンゴに手を伸ばす

ごらん、そこらに散って濡らす風花に見た色味

染まる程に馴染んで嫌う 眩む あたしの証明

アイを歌えど世界はあなたを拒まず、

「讃嘆とした証だ」って信じて止まぬまま

散々泣いて壊れそうなあの娘の姿が、

何度浮かべどあたしはあたしと歌うから

あぁ、ほら、そこらに散って開く

ごらん、裸足の少年

他愛のないことに 滲んで

揺らぐ 眩む あたしの憧憬

最期に賭した願いもあなたに届かず、

ぼんやりとした灯りが慰めになるから

パッと光って見惚れそうなあの娘の姿を、

何度歌えどあたしに答えはでないまま

3分前の始まりまでは思考実験は完璧なのに

同じ証言また繰り返す被害者思想の実行犯のうた