

ペタッ
ペタッ
半額シールの音だけ聞こえる
半額シールの音だけ聞こえる
牛乳と迷ってる
半額シールの音だけ聞こえる
あっ
カーディガン忘れた
仕事帰りのスーパーは
冷蔵庫みたいに冷えている
入口のカゴを取るたび
腕だけ先に冷たくなる
レタス
豆腐
ヨーグルト
どれも少し眠そうだ
ねえ
今日は何作ろう
惣菜コーナーの前だけ
立ち止まる人が増えていく
値引き待ちの距離感が
なんだか電車みたいだ
電車みたいだ
半額シールの音だけ聞こえる
半額シールの音だけ聞こえる
誰も急いでないのに
カゴだけ少し重くなる
半額シールの音だけ聞こえる
冷房だけ効きすぎている
Later later
Dinner later
ペタッ
ペタッ
遠くでアナウンス
冷凍食品の扉に
ぼんやり顔が映ってる
買う予定じゃなかった物が
いつの間にか増えている
ポイントカード
レシート
明日の朝のパン
閉店まであと三十分
青いカゴが並んでる
みんな何かを選んでる
みんな何かを持ち帰る
私はしばらく
鮭のおにぎりを見ていた
あ
それでいいか
半額シールの音だけ聞こえる
半額シールの音だけ聞こえる
冷えた指先のままで
半額シールの音だけ聞こえる
今夜も同じスーパーで
同じように迷っている
ペタッ
ペタッ
レジ袋が揺れている
自動ドアが閉まる
外は少し蒸し暑い
半額シールの音だけ
まだ耳に残っている
- 作詞者
MASAQUI
- 作曲者
MASAQUI
- プロデューサー
MASAQUI
- プログラミング
MASAQUI

MASAQUI の“半額シール”を
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- ⚫︎
半額シール
MASAQUI
半額シールは、仕事帰りのスーパーマーケットで過ごす何でもない夜を描いた楽曲です。
冷房の効きすぎた店内。
少し冷たい買い物カゴ。
惣菜コーナーの前にできる小さな人だかり。
誰も急いでいないのに、なぜか時間だけが進んでいきます。
半額シールが貼られる音。
冷凍食品の扉に映る顔。
買う予定ではなかった物。
この曲は特別な出来事ではなく、誰にでもある夜の習慣や迷いを記録しています。
日常の中に埋もれている小さな選択を静かに切り取った作品です。



