指名手配のジャケット写真

「22歳を境に泣き虫になって

過ぎていく時代の呆気なさに

何がしたかったのかを見失う」

ってたった三行のメモを見付けた僕は

あと10日もすりゃ26歳になる

「懸命に生きている」

言えるのはそれくらいだなぁ

過ぎていく時代の呆気なさは

日ごとに増していくばかりさ

毎日違う自分を生きたいけど

偉大な詩人もサックスプレイヤーも僕も

みな平等に老いていくはずが

なぜか僕だけ変わらない様な

ああ老いたのは体だけの様な

鮮明に憶えている

あの夏の大きな愚かな決意を

見える選択肢はおびただしく

みだりに試す時間もなかった

今更後悔なんて出来ないけど

堪えている涙の色は今も同じ

考えるよりはやく走っていた

懐かしい自分に手を振ったら

また戻ってみよう青い季節へ

  • 作詞

    にお

  • 作曲

    にお

指名手配のジャケット写真

如何様詐欺師は夜うごく の“四月九日”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

アーティスト情報

"