歌詞

蝉時雨 響く騒めき

身を任す 時の流れに

あの日

飛び込んだ海の味はまだ

しょっぱくてふざけ笑いあった

ひたむきでがむしゃらなあの頃のキミを

追いかけて

波は高いままで

気にしなくていいことばかり気にして

もう何もかも投げ出したい

ふと目を閉じて瞼の裏に映る

なんでもない日々が愛おしくて

真っ青なキミの海に飛び込んで

光る貝殻ただ夢中に手を伸ばす

鮮やかに映る日々に溶け込んで

ずっともっと続けばいい

そっと掴んだままでいて

焦る気持ちも

余裕のなさに焦れないことも

今だけは波にまかせてもいいかな？

飛び出したお揃いのサンダルで

いつからか妙に履きづらくなるなんて

忙しく脈打つ時の波の中響く

じっとしてていいのかと

ふと蘇る裸足でどこまででも

どこまでも駆け抜けたあの日々を

真っ直ぐに伸びる水面の真ん中で

手にした今をそっと覗きこんで

華やかに過ごす日々に飛び込んで

きっともっと続くはず

残るさざ波の音

履いたサンダルが少し儚くて履けない理由を

そっと受け止めて

離さず持っていた

欠けた貝殻

あの日あの時のあの場所に置いてくけどいいよね？

強さに甘えた

そんな弱い弱い心とサヨナラ

そっとそっと離す

真っ青なキミの海に飛び込んで

漂う今をギュッと包んで

強がりや逃げたい普通の感情で

たまにのぼせる

そんな私じゃダメかな？

ずっと

ずっと弱いままで

蝉時雨 残るせせらぎ

涼しくて 眠い夕暮れ