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歌詞

鴉の芝居

組地ハル

嵐の前の静けさによく似た

心持ちで汽車に乗り込む日々

前を歩く誰かの踵を踏み

自分の裾ばかり気にしている

君が心を痛めてるわけを

なんとなく雰囲気で感じとるけど

知らないつもりで話し続ける

自分の芝居が一番嘘くさい

こっちを見て

なにか話して

躊躇う僕を引き留めてほしいの

孤独には慣れたと豪語して

新しい仮面を上貼りして

イヤになればすぐに

引っ剥がしては

違う場所を求め姿を消す

地図にない

場所に向かうのは

抗うための最後の手段

隠しごとなんて何もないのに

何かを隠した素振りだけ

まるで大事なものを手に入れた

穏やかな鴉

愛されたくて

とにかく気を惹きたいだけ

誘われればどこへでも向かうし

誰とでも気兼ねなく話せる風に

教育した自分の頭脳でさえ

使いこなしてるように感じてた

愛されるために愛したい

のに心は少しも近づかない

傷ついた羽を癒すために

鴉の目をして君は踊る

失うものなんて何もない

そんな気配を漂わせては

振り返るのを怖がってる

「誰かこの僕を愛して」

誰にもすがれないこの身を

傷ついた羽を癒すために

鴉の目をして僕も踊る

まるで大事なものを手に入れた

穏やかな鴉

愛されたくて

とにかく気を惹きたいだけ

  • 作詞

    組地ハル

  • 作曲

    組地ハル

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前作「A.I」から2年。うちに秘めた表現とは何か。模索し悩みでた、ひとつの答え。喜怒哀楽を表現したミニアルバム。

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鴉の芝居

iTunes Store • J-Pop トップソング • ロシア • 11位 • 2024年5月10日

アーティスト情報

  • 組地ハル

    7月30月生。広島県出身のシンガーソングライター。ピアノ弾き語りで東京を中心に活動中。 18年3月、スガシカオ弾き語りツアーのオープニングアクトに選ばれ、広島公演に出演。同年10月には京都国際映画祭のイベントステージに出演。 音楽を通して自己を表現し、それが誰かにとっての希望になれたら。その思いで活動を続ける。

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