歌詞

夜の片隅で咲いた君

エフェメラルな花びらが揺れる

触れた瞬間、消えるシルエット

僕はその影に取り憑かれている

黄昏色に染まる街

君の残像が揺れる

手を伸ばせば届きそうな気がして

けれどすり抜けていく幻影

嘘と真実のパラドックス

すべてが曖昧なシンメトリー

君は何も語らずに　ただ微笑んだだけ

その意味さえも解けないままで

君はエフェメラルの花　夜に浮かんで消える花

甘い夢に囚われて　無限のパズルに堕ちていく

手を伸ばせば消える存在に

僕は何度も　何度も惹かれてしまう

朝焼けに溶けるフィルムの記憶

君が残した淡いフレグランス

時が経つほどに薄れていくけど

僕の中で深く刺さり続ける

見えない絆に縛られて

無限のループに閉じ込められたよう

君が遠ざかるほどに近く感じる

その矛盾が、僕を壊していく

君はエフェメラルの花　儚さに宿る美しさ

僕はそれを追い求め　刹那に触れるたびに崩れていく

この想いが叶わなくてもいい

ただ、消えないで、君よ、永遠に

エフェメラルな記憶が揺れる

夜明け前の静寂の中で

君の影が、僕を包み込み

夢と現実の狭間で、永遠を彷徨う