Lyric

教えて欲しいんだ、貴方の素晴らしい世界から

忸怩るばかりの僕に何が見えるのかい？

僕の根に印を付けてくれた貴方の

言葉が嘘だとしても忘れたくないんだ

初めて二人で過ごした日

胸に強く灯った火

それは初めてくれた笑顔ではなかったが

でもあの目は何度思いかえそうと輝いてた

もう一度、もう一度、もう一度

あの時へ、あの場所へ、あの記憶へ

彩らせたかった未来とか

光らせたかった言葉とか

より多彩で眩しく輝くようにと

すべて一枚の白紙にばらまいたら

まるで水彩絵具のように黒ずんでしまったよ

貴方に降らせた雨は今夏は止むのかな？

今度晴れた日にはきっとあの種は芽吹くだろう

絞り出せないもの、合わせられないもの

海に投げ捨てて水面に弱い僕が映る

昨日の『大丈夫』と『ごめんね』

指切りと誓い合う声

君と出会えたのと同じくらい

特別な奇跡で見つけ出せるはずさ

問わないでよ

もう一度、もう一度、もう一度

あの声も、あの笑みも、あの姿も

まだ世界は全て抱えてて

一人で顧みると挫けて

貴方が今どれだけ笑えても、泣けて

呼吸のリズムがいつか一致したら

二人で拾い出せるはずさ、その『全て』を

あの日貴方が望んでいた

僕はまだどこかで息を吐いてるんだ

あの日の僕が望んでいた

『僕ら』という意味が微睡まないように

もう二度と、もう二度と、もう二度と

互いを忘れ合うこの日々を

思い出の傷を癒そうよ

『言葉』の名の棘を抜こうよ

じゃなきゃ貴方はまたこの日も余白

『間違いだった』なんて過去の言葉すら

もう世界が二度と抱えないように向かうから

もう一度、もう一度、もう一度

あの時へ、あの場所へ、あの記憶へ

あの日叫びたかった僕が鳴く

何か残したかった僕が鳴く

愛おしささえ重すぎるこの世界は

貴方の名がただの言葉に戻る世は

もう必要ないんだ