僕のいない部屋の片隅で告げる12時の音に
嬉しそうに駆け寄る君は鳴いていた
月が照らすベランダをずっと眺めている君
その背中を壊れないように撫でた
君の時間は早すぎて足並みはずれていく
言葉話さない君の心わからないけれど
僕を見つめる君の瞳に
全部見透かされているみたいで
落としたカップの破片を拾うフリして目を逸らした
どうか最後のその1秒まで僕の手の中で眠っていて
ツギハギだらけ、君のカップは雨が満たしてる
誰もいない部屋の隅、告げる12時の音は
今でもまだ君の匂いが残っている
理解しようとするほどに
その距離は開いていく
揺れる尻尾の伝えたい気持ち
わからないままだ
僕がもう一度を願ったように
君も願っていてくれたらいいな
君の残した沢山の思い出はまだ雨に濡れている
あの日短く感じた時を遠い昔のように感じている
ツギハギだらけ、君のカップは埃かぶっている
冷たい朝、霜つく窓カーテンの内側で今一人
滑り落ちた温もりを少し思い出している
窓越しに差し込む月光を昔より近くに感じていた
お気に入りだった特等席は今でも君の物
君越しに見る月の光は誰よりも君に似合っていた。
君の見ていた景色が見たくて風が頬を撫でた。
- 作詞
赤井あお
- 作曲
Isaya
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ナイトテイル (feat. 初音ミク)
Isaya
アーティスト情報
Isaya
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