この街に立ち込める真夜中の空気は
何処に居ても何故か
土の香りをはらんでる
情緒ある街並み 人々の営み
キャッチがうるさい駅前
飲み屋通りの人混み
疲れ切ったリーマンや
寂しがり屋姉ちゃん
ほろ酔いのアベック横目
塾帰りの坊ちゃん
一人一人storyの小宇宙
幸福か躁鬱か不道徳な猛毒の効力
死んだ目の少年も夜の街に出たんだ
日中じゃ見えない色が
闇の中で光った その後は無我夢中
夜光虫とダンス
溶け出した色が混ざり一瞬の煌めき
地べた座り酒を交わしくだらない話
今が全てと信じたくて
たまに無茶をしたり
抱えたものが多くなれば
孤独も悪くないだろう
Don't worry
俺は変わらずに此処に居るぜ
※HOOK
遠く摩天楼の赤灯が呼ぶ
冷たいコンクリートが来る者を拒む
それを見ていた野鳩が飛ぶ
風が語る此処は武蔵野の荒野
雑踏を避けるように
裏路地に歩を進める
目的も無ければ
此処に居る意味もないな
思い出と比較して何が財産?
かけた天秤は釣り合わずにDone
酒場で「いつか」と台詞が飛び交い
時を重ね同じことを繰り返す
突っ立って見てるだけじゃ
死んでんのと変わんねーよ
耳にブルーハーツ 白い息を吐く
俺ら馴れ合いなんか好まねぇ
だから生き急ぐ いつになく
見慣れた光景も後の祭りで
若いからか地元ダチと
安い夢を掲げてる
周りの目なんか気にしてない
頭悪ぃから 悪さは出来ても
ダサい事だけ出来ねぇ
異常なほどに執着してる
理想だって全てリアルに変える
※
荒野で受け取る風の調べ
天気予報では雨のち晴れだが
ずぶ濡れが当たり前だった
今更日の目を浴びるつもりもない
太陽が登ればまっさらな白も
黒へと染めるアスファルトの色欲
街灯が照らす暗闇と少年の行方
まだ誰も知らねぇ
- Lyricist
Ibukiphilosophy, Scvrecrow
- Composer
Ibukiphilosophy
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