

砕けたのは 魂そのものではなかった
ただ一つであったはずの光を
幾つもの私として 見失ってしまっただけだった
欲しいと手を伸ばすたび それは
手の中で静かに消えてゆく
掴んだ瞬間には もうそれを望まなくなるという
不思議な法則の中で 私は知る
満たされなかったのではなく 満たされる構造の中に
閉じ込められていたのだと
それは 名もなき罠
エゴと呼ばれる優しい牢獄 そこから抜け出そうとした時
胸の奥に かすかな震えが生まれる
それは 世界を越えてゆこうとする 小さな火
誰にも教えられていないのに なぜか知っている場所へ
帰ろうとする力
心の点 それは消えそうで消えない
弱くなったり 強くなったり まるで
風に揺れる灯火のように
けれど ある日気づく
明かりが弱いのではなく 私が風の中に立ち続けていただけだと
ならば 風を選び直せばいい
共にいる人 触れる言葉 向ける意識
それら全てが 魂の温度 決めているのだから
砕けたと感じていたものは 本当は
散らばって呼び合っている光だった
私は今 それらを集めるのではなく 一つであったことを
思いだしてゆく 静かに
ゆっくりと まるで 呼吸のように
- Lyricist
MASAHIRO
- Composer
MASAHIRO
- Producer
MASAHIRO
- Vocals
MASAHIRO
- Songwriter
MASAHIRO

Listen to Broken Soul to Inner Light by MASAHIRO
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Broken Soul to Inner Light
MASAHIRO
心の点 – Broken Soul to Inner Light –
「砕けた」と思っていたのは、魂ではなく、見え方だった。
ひとつであった光が、無数の“わたし”に分かれて見えていただけ——
その静かな理解が、この曲の根に流れています。
音は、ほとんど無に近い空間から始まります。
わずかな空気の揺らぎ、そして声。
それは独白のようでいて、どこか“誰かとの対話”の気配を帯びています。
やがて、ぽつり、ぽつりとピアノが落ちてくる。
まるで、心の奥に触れる言葉のように。
中盤、音はほんの少しだけ開きます。
重なり合う声、にじむような響き。
そのとき現れる一節——
“light scattered everywhere”
それは、壊れて散った光ではなく、
世界中に広がって、互いを呼び合っている光のこと。
この曲の中心にあるのは、激しい解放ではありません。
むしろ、気づいたときにはすでにそこにあったものに、
そっと触れるような感覚です。
終わりに向かうにつれて、音は再びほどけていきます。
けれど最初とは違う静けさが残る。
それは、何かを失ったあとの沈黙ではなく、
すでに満ちていることを知ったあとの静けさ。
この曲は、誰かを救うためのものではなく、
あなたの中にある“消えない点”を思い出すための音です。
誰かとつながったときに、ふと胸の奥が温かくなる。
あの感覚の正体に、静かに光を当てるように。
壊れていたのではなく、
ただ、離れて見えていただけ。
そして今——
そのすべてが、ひとつだったことを思い出していく。
まるで、呼吸のように。



