歌詞

そうやって彼は何時も

言葉の端々に毒を織り交ぜる

早々に高い声を上げ

醜い容姿に拍車を掛けて腹を抱える

薄い壁を一枚隔てた先で

一定のリズムで踵を鳴らしている

あぁまたかと壁掛け時計に目をやる

決まって太い針が北東を指している

ようこそMr.スキンテアラー

己の刻むリズムに合わせて指を折る

疎らな大きさの関節が生む波に

飲まれて気泡を吐く

今朝息の根を止めた筈の

あざとい仮面を被った彼が

硝子の格子戸を突き破って

包装された不快を運ぶ

眼球が悲鳴を上げる程の

下劣な笑みと胃酸の臭気

竦み上がった細胞が一つ

また一つと天に召される

暦の上ではもう死者と

ステレオタイプの道化が詠う

爛れた皮膚を潤す為

迫りくる水壁を拒絶する

異質な素材で構成された

妙に角張った新たな名刺

気づくと視界は彼に奪われ

出鱈目な国を今夜も彷徨う

薄い壁を一枚隔てた先で

一定のリズムで踵を鳴らしている

あぁまたかと壁掛け時計に目をやる

決まって太い針が北東を指している

ようこそMr.スキンテアラー

己の刻むリズムに合わせて指を折る

疎らな大きさの関節が生む波に

飲まれて気泡を吐く