Lyric

溶けていく花束　眺めてた

夜の香り　まだ部屋に漂う頃

色のない幸せと

音のないふたりの言葉が

四月の空を真っ赤に染めた

壊れたままの時計に宿る命が

ちいさな声で僕にささやいた

ルラ　ダデュラ　ラタデュラ

いつかは忘れてしまうさ

サヨナラ

甘くて苦い風　僕の手をとる

ラビュ　ラビュ　ラ　ラタデュラ

ありふれた恋の魔法　春のせいだ

どうか変わらないでと願う

一寸先の君へ

伝えたい言葉はいつだって

伝えちゃいけない言葉だった

テキトーでもいいから

誤魔化したままでいいから

そっと繋いだ手を離さないで

君が泣いた　空が泣いた

渦巻く声　響めく心の臓

堕ちながら手をのばす走馬灯

春を束ねて着飾る街を

君とふたり夜が果てるまで

日が昇る

ラルラ　ラビデュラ

いつかは解けてしまう魔法なんだ

雨が乾く頃

僕らどうしてるかな

揺れる庭　こぼれる雫に

ありきたりな言葉混ぜて

他の誰にも見えない、

花束を君に

ルラ　ダデュラ　ラタデュラ

いつかは忘れてしまうさ

サヨナラ

痛いほどに美しい春の嵐

ラビュ　ラビュ　ラ　ラタデュラ

ありふれた恋の魔法　君のせいだ

青すぎる朝の向こう側まで

飛んでみようか

いっせーの、せ　で