もののあはれのジャケット写真

歌詞

もののあはれ

蒼葉 陽月

何年経っても難題なんだよ なんとかなんないの 何度も、何度も、何度も…

どうも、どうも

でも、でも どうも癒えないよ

国道のドライブ 僕が右側で 君と窓の向こうの海を見たよ

大型連休前 閑散 海沿い 思いつきの風に吹かれた

真夏日 君との未来が来ないと知った

この先は長くはないんだと悟った

曇り空は遠くの水平線との境目さえ分からなくした

海鳥が空渡る

褪せたコンビニエンスストア

寂れたファミレスは今日も営業中

陸の果て ここにも暮らしがあるんだね

ふと君との日常(ひび)をみてたけど

愛しくて 苦しくて 誰よりも輝いたあの季節

八月の空の下 僕たちは確かに 揺るぎない何かを そう この手に掴もうとしていた

真冬日 君の声が小さくなって

二人の距離が遠くなった気がした

慌てて握り返そうとした手は離れていって

もう届かぬ場所へ去ってしまった

与えられた自由という不自由さ

互いの為の選択 出来ることなんて…

季節は移ろいでゆく

君無しで

あの海へ

単線線路 小さな踏切 誰も待たない遮断機が下りていく

錆び付いた古い公営団地 まばらな洗濯物

君がそのベランダから

笑って見ている気がした

振り返ると潮の匂いがした

儚くて 眩しくて 愚かしいほど ただ不器用で

降り注ぐいくつもの日差しを躰中浴びては すり抜けて零れていく 瞬間も知らずに

愛しくて 苦しくて 君はあの頃 変わらず青いままだと

八月の空の下 僕たちは確かに 揺るぎない何かを この手と手で掴もうとしたんだ

  • 作詞者

    蒼葉 陽月

  • 作曲者

    蒼葉 陽月

  • プロデューサー

    蒼葉 陽月

  • キーボード

    蒼葉 陽月

  • ボーカル

    蒼葉 陽月

もののあはれのジャケット写真

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    もののあはれ

    蒼葉 陽月

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    ソナタ~seasons~

    蒼葉 陽月

「もののあはれ」
——移ろいゆく季節の中で、二度と戻らない輝きを描いた切ないエモーショナル・ポップ。

夏の国道沿い、君と眺めた閑散とした海。何気ない日常の眩しさと、いつかは訪れた終わり。真夏の陽射しの中で掴もうとした「揺るぎない何か」は、季節の移ろいとともにすり抜け、握り締めようとした手は静かに離れていきました。

本作は、情景が鮮やかに浮かぶ描写と心理描写が交錯する叙情的な言葉たちで構成されています。寂れたファミレス、まばらな洗濯物が揺れる公営団地、潮の匂い——誰もが胸の奥に秘めている「あの頃の青さ」や、過ぎ去った記憶の儚さを鮮明に呼び覚まします。

「与えられた自由という不自由さ」を抱えながら、君のいない季節を再び歩き出す葛藤と喪失感。どこか爽快感と切なさが同居するサウンドに乗せて贈る、過去を愛おしむ人へ捧ぐ一曲です。

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