

始まってしまった
冷めたコーヒーを置いたまま
たいした合図もなかった
椅子が短く鳴っただけ
誰かは笑っていた
君は笑わなかった
わたしにとっては
それだけでよかった
無謀だとか なんだとか
名前はあとからつけてよ
靴のかかとを踏んだまま
出てきちゃったんだ
もう、止まれないから
わたしはいくよ
うまく言えないまま
ドアを押すよ
自分でやってみないと
わかんないからさ
曲がり角の向こう
まだ見えないけど
ポケットの中の小銭が
歩くたび 妙なリズム
頭でしてた予行練習
最初の台詞から違う
「いまさら」って言われた
「これから」って思った
返事を考えてるうちに
信号が変わった
大丈夫かと聞かれたら
大丈夫とは言えないな
君が黙って空けてくれた
隣をすり抜ける
もう、止まれないから
わたしはいくよ
答えのないまま
今日は行くよ
無謀だと なんだと
言われようと
自分でやってみないと
わかんないからさ
傷つくことは
そりゃ コワいよ
でも 何もかもが
淀んでしまうこと
同じ場所で
同じため息
それに慣れるのが
もっとコワいよ
もう、止まれないから
わたしはいくよ
靴のかかとを直して
もう一歩
誰かは笑っていた
君は笑わなかった
わたしにとっては
それだけで
始まってしまった
踵がまた鳴った
そうさ、君は
もう、止まれないから
わたしはいくよ
- 作詞者
AOYA
- 作曲者
AOYA
- プロデューサー
AOYA
- ボーカル
AOYA

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もう、止まれないから
AOYA
「もう、止まれないから」は、変拍子の揺らぎと軽妙で少しストレンジなロックサウンドに乗せて、淀んだ日常から自分の足で踏み出す瞬間を描いたAOYAの楽曲。誰かに無謀だと笑われても、自分でやってみなければ分からない。怖さを抱えたまま、それでも進んでいく決意を、抑制の効いたボーカルで歌う。
アーティスト情報
AOYA
AOYA(アオヤ) バーチャルシンガーとして2025年に活動開始。 人の心にあり続ける「青さ」をポップかつエモーショナルに歌うことをテーマとしている。 代表曲「くらべないでよ」では人との比較に苦しみながらも生きていることの大事さを説いている。 SNSや配信を通して、架空の存在でありながらも等身大の声を届けている、新しい形のシンガー。
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