Lyric

いつかの僕から僕へ

「まだ元気にやっていますか」

「明るく前向きになっていますか」

「将来の夢はありますか」

引き出しの奥仕舞った

茶色い便箋がひとつ

伝えたい事ばっか纏まんないや

だからこの歌を書いた

色んな出会いを重ね

色んな景色を見たんだ

微かな想いに胸震わせ

飛び立つは青い宇宙さ

いつだって心の中に

吹く風は明日を見てる

向かい風も受け止めるような

強さで空へ羽ばたいていこう

長い冬を乗り越えて

小さな春が芽吹いてる

枯らさないように大切に育てよう

咲いて実を結ぶように願い込めて

ベタ過ぎる瑣末事って

あしらわれて「はい、終わり」

素知らぬ顔　強気な態度

腫れた瞼とふやけた感情

刺さる言葉が吹き荒れ

うねる涙に溺れた

そんな奴等に臆することないよ

舟はどこまでも進むんだ

いつだって心の中に

吹く風は明日へ向かう

「未来なんかは分からない」と

臆病な風が行く手を遮るとも

薄情な自己中の先に

奪われた思いがあるなら

「ざまあみろ」ってさ

無邪気に笑えるように

自分の価値を

ただ肯定して欲しいんだ

瞬きに写り込んだ

幾千のネガフィルムも

鼓膜が脈を打つ未熟な歓声も

すべて現在(いま)を形取って

今の僕にはもう見えないよ

いつまでも

いつだって心の中に

吹く風は明日を見てる

未来なんてさ分からないよ

それでも小さな一歩を

踏み出すんだよ

アスファルトの無い道を

踏み越えた未来で待ってる

不安ばっかの僕は前を向けるかな？

この歌が僕にそっと届きますように

歩き出した4小節に

刻み続けたリズムに

先立つ僕の思いで

そっと伝えておくよ

(届きますように…)

いつも願いを胸に

(無茶な夢を見るんだよ、)

飛び立つ夢は心に

(いつまでも)

先立つ僕の背中で

ずっと伝えてたいんだ