歌詞

夜明け前　瞬きの隙間

無くした地図をポケットに畳む

昨日のノイズが耳に残って

歩幅だけが君を追い越した

分かれ道で深呼吸をひとつ

痛みはいつも最短距離で来る

それでも繋がり　離さないように

名前のない光を拾い集める

ここがエデン　君と決めたなら

傷の上にも花は咲くから

正しさよりも優しさ選んで

失くしたものより生まれるものを

もう戻れない夜の向こうへ

二人の声で世界を始めよう

昼下がり　信号が青のフリ

臆病な心が立ち止まってしまう

透明な不安を飲み込むたび

胸の庭に小さな雨が降って

閉じた扉の鍵は内側にある

誰かを待たず僕らで開けよう

間違う勇気をポケットに入れ

妥協じゃない未来なら選ぶ

まだエデン　ここにあるのなら

君の笑顔で色変わってく

孤独の種もいつか芽吹いて

確かめ合える「大丈夫」の意味を

嘘みたいな昨日に手を振る

同じ朝を何度でも迎えよう

転んだ跡に雨上がりの匂い

泣いた数だけ空は澄んでいく

完璧じゃなくていい　欠けたままで

光が差す場所はいつも隙間だ

失うたびに僕らは覚える

愛するという　はじめ方を

ここがエデン　君が笑うのなら

僕の弱さが居場所になる

終わりの先へ手を伸ばすたび

始まりという名の果実がいま実る

何度でも言うよ　届くまで

ここがエデン　二人で作る

朝が来る　窓が開く

君の名前で世界は芽吹く