歌詞

灰のまま生きればいい

灰になるまで

見える世界はいつだって

輪郭が曖昧で頼りなくて

正解も間違いも花の形も

少しの光で色を失う

見えなくて傷ついて

見失って傷付けた

だけどそれでも

それでも僕は

僕以外になれないから

白に憧れて　黒に漂って

白に手を伸ばし　黒に安らいで

どちらの色にも寄り添えないなら

灰のまま生きればいい

灰になるまで

聞こえる世界は悲しいほどに

この耳をふさいでも音に溢れて

メロディーもノイズも君の呟きも

自分の声さえ聞こえなくなる

届けた声も響かなくて

届いた声も聞き流した

なのにどうして

どうして僕は

僕以外になれないんだろう

白に憧れて　黒に漂って

白に手を伸ばし　黒に安らいで

どちらの色にも寄り添えないなら

灰のまま生きればいい

灰になるまで

僕の運命は真っ白で

でも白いままでは生きられない

真っ黒な強さが欲しくて

でも誰かの彩りになりたくて

傷ついていたんで

傷付けて逃げ出した

だけどそれでも

それでも僕が

僕以外になれないなら

そう僕はいつも

白くいられずに

黒さを怖れて

白くあるため

黒さを手にした

どちらの色も抱き締められるから

灰のまま生きればいい

灰-Gray-のまま生きたいんだ

灰-Ash-になるまで